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エクセルから卒業しよう!会員管理システムのメリットを解説

日々の会員管理においてエクセルテンプレートを使用している方も多いのではないでしょうか。しかし、エクセルテンプレートには限界があり、効率的かつ安全に会員情報を管理するためには、専用の会員管理システムの導入が求められます。本記事では、エクセルテンプレートの限界と会員管理システム導入のメリットを詳しく解説いたします。

エクセルテンプレートの限界

エクセルテンプレートは手軽に使える反面、さまざまなリスクが存在します。そのうちいくつかを以下に記載します。

1. ヒューマンエラーのリスク
手入力によるヒューマンエラーが発生しやすいというデメリットがあります。会員情報の入力ミスや重複登録などが発生するとデータの信頼性が低下し、会員へのサービス提供に支障をきたす可能性があります。

2. データの一貫性と整合性の欠如
エクセルテンプレートでは、複数の担当者が同時にデータを編集するのは難しく、データの一貫性と整合性を保つのは困難です。異なるバージョンのファイルが存在すると最新の情報がどれなのか、わからなくなることもあります。

3. セキュリティの脆弱性
エクセルファイルはパスワードで保護することができますが、セキュリティ面では不十分です。特に、会員の個人情報を扱う場合、情報漏洩のリスクが高まります。エクセルファイルが第三者の手に渡るなど、重大な問題を引き起こす可能性があります。

4. 拡張性の問題
エクセルテンプレートでの会員管理は、規模が小さい段階では問題ありませんが、ビジネスが成長し、会員数が増加すると対応しきれなくなることが多いです。手動での管理には限界があり、会員数が増えるにつれて管理の複雑さが増すため、ミスが増えるリスクが高まります。

上記のようなリスクがあるため、会員管理はシステムで行うのが好ましいです。

会員管理システムのメリット

会員管理システムを導入するメリットを以下に記載します。

1. データの一元管理
会員管理システムを導入すると、全ての会員情報を一元管理できます。会員管理システム導入により、データの一貫性と整合性が保たれ、常に最新の情報を基に業務を行えます。また、複数の担当者が同時にデータを編集できるため、業務効率が大幅に向上します。

2. セキュリティの強化
会員管理システムは、高度なセキュリティ機能を備えており、情報漏洩のリスクを最小限に抑えられます。例えば、パスワード機能によるシステムの使用制限やアクセス権限の設定を行うと、機能ごとに使用を制限できるため、会員の個人情報の安全性向上を実現できます。

3. 自動化による業務効率の向上
会員管理システムには、様々な自動化機能が搭載されています。例えば、会員情報の登録や更新、会費の請求や支払い管理などが自動化できるため、担当者の負担が軽減されます。また、会員ごとの入館・退館情報の自動更新により、施設の利用状況をリアルタイムで把握できます。

4. 高度な検索・分析機能
入会日、所属情報、会費支払い情報など、さまざまな条件を組み合わせて、迅速に会員情報を検索できます。グラフや帳票を用いて、会員の利用状況や属性を視覚的に把握することも可能です。データを分析して会員のニーズや経営状況を把握し、より効果的なマーケティング施策を展開できます。

5. ビジネスの成長に対応
会員管理システムは、ビジネスの成長に合わせてスムーズに対応できる点が大きなメリットです。たとえば、会員が数百人から数千人に増えたとしても、システムは同じように効率的にデータを処理し、必要な情報を瞬時に提供可能なため、会員数が増えてもスムーズに業務を進められます。

会員管理システムを導入すると、業務効率の向上や対象会員を絞った効果的なマーケティング活動が可能になるため、会員の満足度向上や新規会員の獲得に繋がります。

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会員管理システムの導入事例と成功のポイント

・導入事例
エクセルテンプレートから会員管理システムに移行したことで、業務効率の向上や人的ミスを減らすことができた一例を紹介いたします。

会費の口座振替請求データを手作業で作成していた際には、口座振替対象会員ごとに請求口座情報に変更や入力ミスがないか確認や請求金額に誤りがないかを確認する作業に時間がかかっていました。所属コースの変更や休会、追加によって請求金額が変わる場合に前月の金額のまま請求を行い、請求ミスがあった会員ごとに返金対応やご連絡などのイレギュラーな業務の発生もありました。

弊社のi☆Member(会員管理システム)で口座振替請求データを作成するようになってからは、口座情報の変更や所属コースの変更や休会、追加による請求金額の変更も機械的に自動で行い、人的ミスや確認作業時間の減少に繋がりました。前月から請求金額が変わる対象会員の一覧を出力できるため、特に確認が必要な会員のピックアップを行うこともできます。

・成功のポイント
会員管理システムの導入を成功させるためには、以下のポイントに注意することが重要です。
1. ニーズに合ったシステムの選定
自社の業務フローや会員の特性に合ったシステムを選定することが重要です。システムの機能や操作性を事前に確認し、導入後の運用がスムーズに行えるようにしましょう。

2. 担当者の教育とサポート
システム導入後、担当者が適切に操作できるように教育を行うことが必要です。また、システム提供会社のサポート体制を確認し、トラブル発生時に迅速に対応できるようにしましょう。

3. 段階的な導入
一度に全ての業務をシステム化するのではなく、段階的に導入を進めることで、担当者の負担を軽減し、スムーズな移行を実現します。

まとめ Excelからの卒業と会員管理システムで効率化を実現

エクセルテンプレートによる会員管理には限界があり、効率的かつ安全に会員情報を管理するためには、専用の会員管理システムの導入が求められます。システム導入により、データの一元管理やセキュリティの強化、自動化による業務効率の向上が期待でき、マーケティング活動の強化にも繋がります。

弊社のi☆Member(会員管理システム)には一般的な会員情報・所属情報管理機能、会費計算・請求機能、進級管理や物販・会費の精算管理機能に加え、利用管理機能やコミュニケーション管理機能などもあります。利用頻度が低下している会員の抽出を行いフォローや会員とのコミュニケーション内容(目標・アドバイス・日常会話・ご意見)を会員ごとに履歴で管理することでスタッフ間でのミスマッチを減らし、会員の顧客体験向上や退会防止にも役立ちます。

ジム経営者や管理者の皆様には、ぜひ会員管理システムの導入を検討していただき、より良いサービス提供を目指してはいかがでしょうか。

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