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フィットネスクラブ・スポーツジムでアウトソーシングする業務を考える

このページを開かれた方の大半が、フィットネスクラブ・スポーツジムの業務におけるアウトソーシングを考えられていることと思います。弊社が提供している会員管理システムなどアウトソーシングの一環といえますが、ここでは、一歩立ち止まって、会社や施設の社員・スタッフ全体の限りある時間を有効に活用するために、何を内製化して何を外注(アウトソーシング)するべきか、再度考えてみたいと思います。

企業の大小を問わずアウトソーシングを活用している理由

最近AIや自動化などの技術が少しずつ進み、身近なものであればコンビニやスーパーでセルフレジをよく見かけるようになり、クレジット決済や携帯会社のキャリア決済などを活用してWebのみで完結するインターネットショッピングやサブスクリプション・Web入会などの契約手続が当たり前のようにできるようになりました。

企業側から考えると、お客様の利便性を向上すると共に、店頭業務が減ることでフロントやレジに配置するスタッフの人数を減らし、または店舗自体を減らして不要な人件費や固定費を抑えて、実際に商品を売ることや商品の品質より良くするために、より利益の出る業務に多くの力(人員・時間)を注ぐことを考えてきた結果だと言えます。

いわゆる選択と集中で、大きな企業であれば社員を雇えばできる業務でも、わざわざその技術を自社に持っておく必要がないことや、自社で実施するより安く済むこと、リスクが減ることなど、様々な理由からアウトソーシングを活用していることが多いのが実情です。社員食堂の運営や自社ビルの管理が想像しやすいのではないでしょうか。

小さな企業や個人事業主の方でも、社会保険労務士や税理士の業務や広告などを依頼しているのではないかと思います。こちらも同様にアウトソーシングと呼べると思います。こちらは資格がないことや、人手やノウハウがないことが理由になることが多いです。

こういった理由から大企業・中小企業・個人事業主を問わず、アウトソーシングを活用しており、メリットとして主たる事業により専念でき、品質や生産性が向上することで、アウトソーシングを活用していない他社より優位に活動ができます。

何に力を注ぐのか考える

まずは得意で利益の出るものです。もちろん基本的には主となる業務が対象となりますが、主となる業務以上に利益が出ている業務がある場合もあります。鉄道会社の不動産収入であったり、商業施設の運営会社のキャッシング業務での収入であったりがそれに当たります。そういった特に利益が一番出る業務にまず注力します。

ただ、それだけでは将来的なニーズや景気の動向を考えると心もとないと思いますので、現在は利益が出ていないものの、今後利益が見込めるものも含めます。
個人であれば好きなことを含めても良いでしょう。

また可能な限りではありますが、業種・業界の違う別の収入源を持つことへの意識が必要です。1つの業種・業界のみを生業とした場合、その業種・業界の景気が良い時は利益も増えますが、景気が悪くなると一転、経営が苦しくなります。

今回の新型コロナウィルスの影響下でも増収となっている業種や会社も多々ありますので、そういった業種でも仕事ができ収入があればリスクが低くなります。
アウトソーシングとは少し話がそれましたが、リスクを避ける・軽減するために別の業種の収入源を持っておくことは非常に大切です。

アウトソーシングする業務はこれ!

何に力を注ぐかが決まれば、それ以外の業務のうち、ある程度汎用的な業務(他社も同じような作業を行っている業務)であればアウトソーシングできる可能が高いです。そうでない場合は費用負担が増える、または委託先が見つからないといった可能性が高まります。ただ、最近はアウトソーシングを受ける企業も増えており、その幅も広がっているため、先入観を無くして一旦確認してみると良いでしょう。

1つの業務のうち、全てをアウトソーシングする方法と一部のみアウトソーシングする方法があります。

  • 自分たちで出来ないこと
    できないことは依頼・委託するほかありません。法律や社会保険、建築関連や電気設備関連といえば想像しやすいでしょう。専門資格を持っていないとできないこと(独占業務がある業務)については、①資格保有者に依頼する、②資格を取得する、③すでに持っている人を入社させる の選択肢となってきますが、おそらく①を選択される方が多いと思います。
  • 元々苦手なこと
    苦手なことも可能であればアウトソーシングしましょう。苦手なことは効率が悪く、品質も悪くなります。個人であれば嫌々やるため精神的にもよくありません。また、人によって苦手なことが違いますが、それは会社も同様で法人ごとに苦手な分野があります。それを見極めて苦手な部分はアウトソーシングしたほうが、全体的な業務効率や品質が上がり費用対効果も高くなる可能性が高いです。コンピュータが苦手であればシステムやホームページを委託する、掃除が苦手であれば清掃業者に依頼するなど、積極的にアウトソーシングを検討しましょう。
  • 費用対効果が高い業務
    2番目の内容とも重複いたしますが、費用対効果が高い業務もアウトソーシングした方が良いです。アウトソーシングのとは違うかもしれませんが、宅配便が良い例です。自分で運ぶとなると、近距離でない限り数千円で翌日日中には届けられません。そのような多数を集めて一気に実施するような業務はアウトソーシング向きです。
  • 変化が多い業務
    変化の多い・大きい業務もアウトソーシング向きです。技術革新が進む、あるいは関連する法令などが頻繁にかわることなどが要因で、実作業の内容の変化が多い業務や、繁忙期と閑散期で業務量が大きく変化する業務です。
    簡単に言えばIT関連がその代表です。
    例えばホームページの作成や、その更新作業などの運営が想像しやすいのではないでしょうか。どんどん新たな技術が取り入れられており、それに企業単体で追いついていくのはなかなか難しくなってきたのが現状です。
  • スポット業務
    言わずもがなではありますがスポット的な業務です。広告・宣伝などは一時的な作業が多くなるためアウトソーシング向きと言えます。大きな企業で全てを広告代理店に依頼することもありますが、CM作成のみ、フライヤーの用意のみなど一部のみ依頼する場合がほとんどではないでしょうか。

上記の内容を基に、今一度現在の業務に照らし合わせ、見直してみてはいかがでしょうか。思わぬ発見があるかもしれません。特に新規店舗の計画や既存店舗の改装の時には業務内容や量も増えるため、そのタイミングがベストです。

まとめ

アウトソーシングとはお金で時間や技術を買うことです。社員・スタッフの時間と同様にもちろんお金も大切です。アウトソーシングのみならず、何かの取引などでお金を払うとき、金額に見合った対価を得ることが1番重要です。単純に金額が高い・安いではなく、高くても安くても金額同等かそれ以上の対価が得られなければ、あまり良い取引とはいえませんのでそちらにも注意しましょう。

デメリットもあることですので慎重さも必要ですが、うまくいかなければ元に戻すことや別の業者などに依頼することも容易なのがアウトソーシングの利点ですので、うまく活用して効率よく利益につなげましょう。

弊社は、システムを通してフィットネスクラブなどのアウトソーシングの一旦を担うべく、使いやすく、理解しやすく、必要な機能がそろっているシステムを目指して日々努力を続けております。会員管理業務の効率化をお考えの際は、検討材料の1つとしてご一考いだければ幸いです。

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