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フィットネスクラブ・スポーツジム会員管理を24フィットネスに対応するためには?

現在、コロナ禍の中、新規の総合運動施設のオープンはほぼ無い状態です。しかし、24時間スポーツジム(24フィットネス)などの小規模施設については、オープンを予定している施設様から声をかけていただくことが増えています。そこで、今回は24フィットネスに対応した会員管理の方法を解説させて頂きます。

様々なスタイルの小規模施設が増えている

1964年の東京オリンピックの後、全国各地にて水泳選手や指導者が水泳教室を開催し、この水泳教室がきっかけとなり、各地にスイミングスクール施設がオープンしました。
時を同じくし、アメリカのスポーツ文化を取り入れたスポーツブームが起こり始め、1981年にはケネス・クーパー氏が来日し、”エアロビクス”が広がり始めるのでした。

その頃の施設は『スイミングスクール』もしくは、プールあり、マシンあり、スタジオあり、何でもありの比較的規模の大きな施設『総合スポーツクラブ』が一般的な運動施設でした。このようなスポーツクラブが、スポーツブーム、健康ブームに乗っかり、一気に全国各地に広まっていきました。

しかしながら、近年は大規模施設『総合スポーツクラブ』の新設は少なくなっています。その代わりに、スタジオのみ、ジムのみ等の小規模の施設が多く新設されています。スタジオのみの施設ではヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニング等、ある種目に特化したスタジオが多々あり、ジムにおいては、24フィットネスの最近の新設数には目を見張るものがあります。

24フィットネスはセキュリティーが重要

それでは、24フィットネスについて、どのような施設であるのか少し紹介させていただきます。24フィットネスは名前の通り、24時間営業をしているスポーツジムです。施設は小規模で商業ビルのワンフロアがあれば開設可能で、施設内にはランニングマシン等のカーディオマシン、筋力トレーニングを行うためのストレングスマシン、また、フリーウェイトのダンベル、バーベル等が置かれています。施設にはシャワーがあり、トレーニング後に汗を流せるようになっています。スタッフは入会等の手続き、及び施設説明のために決まった時間にのみ滞在し、スタッフがいない時間の方が長いのが一般的な24フィットネスです。

スタッフの配置も最小限で済むため、人件費もかからず比較的低予算での施設運営が可能となり、そのため、他業種からの参入も少なくはなく、不動産、飲食等、空いたフロアに24フィットネスを入れてビジネスを考える会社も多くなっています。

24フィットネスはスタッフ不在の時間が発生するため、非常事態に備えて警備会社にお願いするのが一般的です。警備会社には入退館管理システムが用意してあり、個人認証し自動の開錠・施錠のできる仕組みが使えます。自動開錠のための個人認証には、ICカード、ICキーの他、指紋認証、静脈認証等の生体認証、最近では顔認証が利用されています。いずれにせよ、お客様に安全で安心できる空間を24時間提供するとなるとセキュリティーが大事になります。

フィットネスクラブ・スポーツジム会員管理を24フィットネスに対応するためには

24フィットネスの運営を考えると、前述した入退館管理が必要となりますが、あとは会費の管理ができれば最小限の管理はできると思います。これにプラスして施設の利用人数が情報として得られれば、施設の利用状況が把握でき、人員配置等の運営のための対処の参考になります。もう少し発展させると、「契約ロッカー」の利用料の管理、さらに最近ではどこにでも置いてある水素水サーバー(プロテインサーバーを置いてある施設もある)など、これらの利用料の管理が挙げられます。パーソナルトレーニングを行う施設については予約管理も必要になります。

フィットネスクラブ・スポーツジム会員管理を24フィットネスにシステム化するメリット

上記のような会員管理を行うにあたり、システム化することで、どのようなメリットがあるのか、施設運営の中の場面ごとにご紹介させて頂きます。

入退館(必須):

  • SECOM、ALSOK等の警備会社により用意されている入退館管理システムになり、施設の入り口にて個人認証しドアの施錠・開錠を自動で行えます。さらに、施設内をエリアで区切り、会員種別ごとに利用できるエリアを制限することが可能となります。

チェックインアウト:

  • 入退館管理システムから渡された利用データをもとに、即座に曜日別、時間帯別、会員別で利用統計を出力することが可能です。また、利用状況をもとに人員の配置、会員様へのフォロー方法など、運営に関する対処を迅速に行うことができます。

入会受付:

  • 通常、入会受付は窓口にて行いますが、WEB入会にて受け付けることが可能となります。個人認証方法によっては窓口でしか受付できない場合もあります。その場合は、WEBにて入会予約だけを行い、窓口にて容易に手続きを完了させるできることも可能です。WEB入会受付により手続きが容易になり、スタッフの手間を大幅に減らせます。また、入会希望者の入会機会を逃さないというメリットもあります。
  • 会費の支払い方法は現金、クレジットカード等の選択が可能となります。
  • 入会受付処理が完了したタイミングで会員情報が入退館システムに連携され、会員様は即時に施設が利用できるようになります。

各種届出:

  • 退会、休会、コース種別の変更等、届出入力を行うことで、月末の会費請求処理が手間なく行えます。

オプション:

  • 「契約ロッカー」、「水素水サーバー」、「プロテインサーバー」等の利用オプションを付けることで、利用料の管理が手間なく行えます。「契約ロッカー」であればロッカー番号の管理も可能です。
    ※「水素水」、「プロテイン」はサーバー管理システムとの連携が必要

販売管理:

  • 会費の窓口支払い、オプション購入、また、飲料水、トレーニング商品等の物販商品の販売を行うのであれば、会員様に紐づけて売上げを管理することが可能になります。
  • レジ締めのチェック機能等、売上に関して間違いを起こさないように運営できます。
  • 1日の売上を売上日報として出力し、管理本部での日々の売上管理も可能になります。

予約:

  • 小規模施設であれば、利用者の人数制限もあり完全予約制の施設もあります。また、高地トレーニングエリア等の特別エリアの利用予約、パーソナルトレーナーの予約等、様々な予約をすべて手管理することは不可能です。WEBによる予約管理によりスタッフの手間を掛けずに、会員様に予約して頂くスタイルにて運用が可能となります。

まとめ

24フィットネスを運営するために、どのような会員管理システムが必要であるか紹介させて頂きましたが、これらの内容をシステム無しで行うことは不可能だと思います。これから24フィットネスをオープンさせようと考えている方がいるのであれば、紹介させて頂いたシステム化によるメリットを参考に、想定される収入、会員数などから、費用対効果を考慮した上で、どこまでをシステム化するかを検討頂ければと思います。

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