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フィットネスクラブ・スポーツジム会員管理における履歴管理の重要性とは

フィットネスクラブやスポーツジムにおいて会員様の様々な情報は日々更新されています。それらの情報を履歴として管理することは大変重要です。なぜならば、履歴を分析してアクションを起こすことが、会員様の満足度につながるからです。今回は、どのような履歴管理が会員様との関係構築、満足度向上に役立つのか、いくつかご紹介いたします。

利用履歴

利用履歴データからは、利用頻度や利用時間帯、滞在時間など、会員様の利用傾向が見て取れます。会員様が週に何回来ているのか、何曜日の何時に来ているのかを把握する事が大切です。施設に来て運動することが習慣化されていれば、問題ありません。逆に利用回数が減少している会員様は、退会に繋がる可能性が高いため、早めのフォローが必要です。 また、全体的な利用人数を日別、時間帯別、曜日別で分析する事は、会員種別の見直しやスタッフの人員配置、トレーニングマシーンや駐車場のキャパシティなど、様々な事項について検討するための重要なデータとなります。
昨今は、新型コロナウイルスの感染者が出た場合の対策も必要不可欠です。陽性となった会員様が施設に滞在していた時間帯に滞在していた会員様を直ちにリストアップし、ご連絡する必要があります。「i☆Member」(アイメンバー)では、1人1人の会員様の利用状況や全体の利用状況を簡単にアウトプットすることが可能です。

進級履歴

子供のスイミング教室や体操教室などは、定期的に進級テストを行っています。日々練習した成果を試す時で、合格すれば本人はもちろん、親御さんにとっても大きな喜びとなります。この進級の履歴を管理することで、どのくらいのペースで進級しているか、どのくらい滞留しているか、どのチェック項目がダメだったかを知ることができるので、一人ひとりに寄り添った指導する為に大変重要な情報となります。

売上履歴(会費・購買)

会員管理システムを導入している、していないにかかわらず、どの施設様も会費の管理はされていると思います。今月の会費はいつ、いくら納入されたか、未納は無いかをチェックします。未納については、どの会員様がいくら滞納しているかを即座にピックアップし、 対象の会員様に、はがきやメールで通知したり、窓口で忘れず にお声がけする事で、早めに回収する必要があります。

また、会員様の購買履歴は管理されていますか。購買履歴を管理することで、売れ筋商品やサービス、会員様の購買傾向を知ることができます。売れ筋商品が分かれば、その購買履歴データを分析して、今後の売上の予想が立てやすくなりますし、在庫管理もしやすくなり、サービスの内容や価格の見直しを行う時の重要なデータとなります。その為にも、しっかりとした購買履歴の管理が必要になります。

運動履歴

運動履歴には日々の体重や血圧・心拍数といったコンディションデータ、トレーニング結果、体力測定やInBody測定(体成分分析測定)の結果など、多くのデータがあります。これらのデータを管理していない場合、会員様に対してアドバイスやカウンセリングを行う事は難しいのではないでしょうか。体重や体脂肪率、筋肉量がどう変わってきたのか、トレーニングの効果はでているのか。それらのデータを元にしてトレーニングメニュー内容の見直しや、カウンセリングを定期的に行う事で、会員のモチベーションが上がり会員継続につながります。運動処方システム「i☆Trainer」(アイトレーナー)は、会員様の測定データを管理し、カウンセリング時の手助けをしてくれる強力なツールです。コンディションやトレーニング効果を分かり易いグラフで提示し、体力測定やInBody測定の結果は初回との比較、前回との比較を1画面、1枚の結果表で表現しますので運動効果が一目で分かり、会員様とのカウンセリングにおいて説得力のある説明ができます。カウンセリングの為の資料作成なども行わなくて良いため、ジム内におけるスタッフの作業を大幅に軽減します。

コミュニケーション履歴

皆様は会員様とのやりとりがあった時、どうされているでしょうか。特に何もせず頭の中に記憶として残っているだけでしょうか。簡単なメモを取っている方もいらっしゃるでしょう。日常の会話やクレーム、アドバイスなど、会員様とのやり取りをデータとして記録することで、会員様へアプローチする時の大変重要な情報源となります。これらの情報をスタッフ全員で共有すれば、直接やりとりを行ったスタッフでなくても、その内容を全て知ることができます。会員様から過去にどういった要望があったのか、どんなクレームがあったのか、それに対してどう対応したのかを、容易に知ることができるのです。新しいスタッフが入ってきても、また担当を引き継いだ時も、この会員様とのコミュニケーション履歴を見る事で、どう会員様と接して対応していけば良いか、手助けとなります。

また、会員様の目標は把握できていますか? ほとんどの施設様は入会時に会員様の入会目的、目標を確認してフォローしていると思いますが、目標が達成した後のフォローはできているでしょうか。会員様が目標を達成したから退会する。次の目標が見つからず、やる気が無くなったから退会する。とならないように、次の目標を立てて、引き続きフォローしていく必要があります。

i☆Memberにはコミュニケーションツールが装備されていて、会員様とのやり取りや目標設定の履歴を管理することができます。この機能を活用すれば、簡単に短時間で登録、確認ができます。スタッフ全員で情報を共有し、会員様をしっかりフォローする事で、会員様の満足度UPにつながります。

クラウドの利点

いままで見てきたようなことが出先で確認できれば良いと思いませんか。会員管理システムがクラウドであれば、それが実現できます。またクラウドには多くのメリットがあります。初期費用を低く抑えられ、サーバー等の維持管理が不要になるなどありますが、場所を問わずに好きな時にいつでも使用できることが大きなメリットです。パソコンでなくてもスマホやタブレットで、出先での空き時間や移動中に使用できるので大変便利です。

まとめ

施設運営において、履歴を管理することの重要性をお分かりいただけたでしょうか。
履歴を管理することはスタッフの日常の作業を軽減し、お客様との関係構築のため、問題解決のための重要なデータとなります。そして、それらの履歴は必要な時にすぐに取り出し、確認できることが大切です。 弊社のi☆Seriesでは、今回あげた内容の履歴を簡単に管理し活用する事ができます。今後のシステム導入をお考えの際は是非ご検討いただければ幸いです。

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