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インボディ×低価格クラウドアプリで利用者サービスが向上できる方法

医療施設のみならず、フィットネスクラブやスポーツジムにおいても、体組成測定器として浸透しているものにインボディ(InBody)があります。短時間の測定で、筋肉量、体脂肪量、むくみなど、身体の状態が正確に表現された結果表を出力できるフロントエンドツールとして認知されており、測定の手軽さから、営業支援ツールとしても活用されています。測定結果は結果表で確認するのが一般的ですが、アプリへ連携することにより、非接触でいつでもどこでも手軽に結果を確認できるといったメリットがありますが、更なるひと工夫で新たな価値を創出するサービスや、導入満足度を高められるポイントを解説します。

インボディとは?

「インボディ(InBody)」をご存知でしょうか?フィットネスクラブやスポーツジムを利用しているみなさんなら、一度は目にしたり、実際に利用したことがあるのではないでしょうか。インボディは、身体に微弱な電流を通すことにより、人体を構成する体水分量やタンパク質、ミネラル、体脂肪などを評価分析し、筋肉量、基礎代謝量、体脂肪率など、普段から聞き覚えがあり、敏感に感じられる切り口で測定結果を提示してくれる測定器です。必要とされる測定要素に応じた幅広いモデル展開がなされており、運動施設から病院等の医療施設、研究機関に至るまで、ニーズに見合った製品/価格帯を選択できます。

インボディ導入のメリットと提供サービス

インボディを導入する際の基本的な構成は、モデルによっても異なります。概ね、測定器であるインボディ本体、結果表を印刷するプリンタというシンプルな構成になります。インボディ測定を行えば、インボディが用意している様々な切り口で、身体の状態を結果表として簡単に提示してくれます。よって自身の身体の「今」を客観的に捉えることができます。

また、継続的に測定を行えば、身体の「変化」を時系列に追いかけることが可能です。これは、言い換えれば、ダイエットや運動によって変化する身体の状態や、筋肉量、体脂肪量といった測定要素の変化を、数値で明確に捉えられるのです。「運動すれば身体は変わる」「運動不足が続いていたから少し本気で取り組もう」といった気持ちの変化をおこし、運動の習慣化につながります。

運動施設側の視点から見てみると、例えば、測定イベントを開催し、カウンセリングを通して運動をはじめるための動機付けにつながります。また、継続的な運動による効果の見える化にも威力を発揮します。したがって運動を続ける上での目標設定に活用するなど、実に便利に活用できるツールとなるのです。短期的にも導入効果を実感できるメリットが期待できます。

また、測定データを管理するためのツールが別途用意されています。蓄積されたデータは結果表という形でいつでも取り出せますし、データそのものを取り出すこともできます。施設独自の視点で、大局的、俯瞰的に分析することもでき、単なる測定器の域にとどまらない活用が可能となります。

一方、測定結果を閲覧する側である利用者の視点から見ると、各測定要素をつぶさに確認できれば、自身のモチベーション向上や満足感につながります。そのためにはいつでも簡単に結果を閲覧できることが重要になります。実現のためにクラウド環境を用いた測定結果閲覧サービスが別途提供されており、スマートフォンやタブレットで結果表の閲覧が可能となっています。

サービス向上に向けたひと工夫はクラウドアプリで!

スマート化されスピードが重視される現代においては、クラウド環境を用いた各種サービスの提供は、日々拡大され、スポーツヘルスケア業界もその例に漏れません。しかしながら、自分自身が利用者の立場になったとき、使い勝手は非常に気になる部分です。様々なクラウドサービスを利用する度に、「それぞれログインを行う必要が出てきて、結局面倒になって使わなくなった」といったお話を耳にするケースもしばしば有ります。

また、仮に結果表を再出力する場面を想定しても、従来ならば、運動施設のスタッフにわざわざ依頼し、はじめて印刷物を手にできる、となってしまいがちです。アブリの活用度を上げていくことはとても重要な要素です。アプリのインストールは簡単ですが、インストールが目的ではありません。使って頂いてはじめて本来の目的に近づけられますので、利便性の向上は避けて通れないものなのです。

一方、運動施設側にとってみれば、インボディ結果表の再出力や説明は思いのほか時間が取られます。常に対面での業務になることを思えば、極力自動化、セルフ化を実現したい業務のひとつにあげられるのではないでしょうか。これら課題を一気に解消するのが「アプリの活用」であり、使って頂いてはじめて双方ともに満足感を得られます。

では、どのようにして活用度を上げていけばいいのでしょうか?ここで、アプリにひと工夫が必要です。単にインボディの結果閲覧にとどまらず、更なる利便性の向上をアプリ側で実現し、アプリを開く価値を高められれば、目的に近づきます。運動施設側がもともと保有するシステムやデータとインボディの測定結果を連携し、利用者一人一人が専用ページにログインできる、新たなクラウドアプリを構築してはいかがでしょう。

「一度ログインすれば、何度もログインし直すことなく必要な情報は全てアプリで閲覧できる」「面倒な各種申し込みも場所や時間にとらわれずアプリで非接触にて完了する」「施設のポイントサービスもアプリでポイント口座を管理し、必要に応じて利用できる」

例えば、このような専用ページを用意し、ひとつで完結すれば便利さを実感でき、活用度もぐっと上がるでしょう。運動施設側にとってみても、アプリの活用が進めば、事務処理的な業務は利用者に任せられます。空いた時間は、より創造的な業務にスタッフを専従させられるメリットが生まれるのです。

インボディも含めた「活用されるアプリ」を低価格で構築する

従来、自社専用システムを一から開発する場合、開発コストがかさむケースがあります。これはある程度仕方がないことと言えるでしょう。

弊社では、フィットネスクラブやスポーツジム、公共の運動施設等の業務に則った各種パッケージシステムをリリースしています。これらシステムを横断的にカバーし、それぞれの管理データを一つのパッケージシステムが統合できる、「個人専用マイページアプリ」を提案しています。このシステムにインボディの測定結果も搭載し、マイページアプリの中に組み込んでしまいます。さらに電子会員証を搭載すれば、「必ず使うアプリ」として提供できるだけでなく、会員証発行のコストも削減できるという副次的なメリットも生まれます。導入の満足度を高めるポイントとなるのは、アプリも含め、業務や運用を意識したパッケージ製品群の組み合わせです。この組み合わせにより、追加開発無しに低価格なアプリとしての構築が実現できるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?インボディを低価格なクラウドアプリで活用しようとすると、単なるアプリの導入だけではなく、アプリを活用してもらうためのひと工夫が必要なのです。「アプリ活用のために工夫する重要性」を感じて頂けたのではないでしょうか。スマートフォンでなんでもできる世の中になりつつあることをひしひしと感じる昨今ですが、その勢いを捉えて、更に便利に、更に効率的に、更に低コストで業務運用するための考え方をご紹介しました。ご参考になれば幸いです。

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